爪は健康のバロメーター。色ツヤに異変を感じたら、それは病気のサインかもしれません。
ある日、アメリカでネイリストをしているリサ・ウィリアムス(Lisa Williams)さんのところへ、女性客がやってきました。「暗い色でネイルしてほしい」という彼女の爪を見ると、くっきりと黒い線が浮かんでいました。ネイルの色で、その線をカバーしたいというのです。
©Facebook | Lisa Harrison Williams
それまで多くのネイルサロンを訪れていた女性客によると、彼女の爪に対する意見は様々でした。「カルシウムが足りない」「遺伝」「血豆(ちまめ)」などの意見がありましたが、何が原因なのかは分かりませんでした。
しかしリサさんは、女性客の症状はもっと深刻であることを察知しました。「彼女を怖がらせたくなかったけど、すぐに医者へ行くことを勧めました」とリサさんは当時を振り返ります。
しばらくしてリサさんは女性客から連絡を受け、彼女がメラノーマ(悪性黒色腫)にかかっていたことを知りました。すでに彼女のガンはリンパ節に転移しており、予断を許さない状況だったのです。
爪に変化があっても、ほとんどの人は心配する必要はありません。ただし、時に深刻な病気が隠れていることもあるので「年配の人たちや愛する人たちの手足の爪を、時々チェックしてあげて」とリサさんはフェイスブックで呼びかけています。
(翻訳編集・郭丹丹)
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。