ペンス米副大統領が来週中東訪問、アラブ諸国との関係修復目指す

[ワシントン 15日 ロイター] – ペンス米副大統領が来週、3日間の日程でエジプトとイスラエルを訪問する。トランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認定してから米政府高官が中東を訪問するのは初めて。イスラエルとの協調を確認する一方で、アラブ諸国との関係修復を図る。

ペンス氏はトランプ氏の決定を強く支持したとされる。米政府筋によると、キリスト教徒に対する不当な扱いや、対イラン政策、過激派組織「イスラム国」(IS)との戦い、「過激思想」への対応策などについて協議する。

米議会での税制改革法案の採決でペンス氏の投票が必要になる可能性があるため日程は流動的だが、現時点では19日にワシントンをたち、20日にカイロでシシ大統領と会談する予定。同日中にイスラエルに向かい、ネタニヤフ首相らと会談する。イスラエル議会で演説するほか、ユダヤ教聖地「嘆きの壁」を訪れる。

米政府高官は、エルサレムのイスラエル首都認定への反応が過去数週間、中東で支配的だったとした上で「今回の訪問はそうした事態を終わらせ、新たな局面を開く取り組みの一環だ」と説明した。

別の当局者によれば、パレスチナ自治政府がイスラエルとの和平協議に戻るようエジプトに影響力の行使を求める考えはない。

「パレスチナ側が事態を受け入れることが重要と考える。大統領の発言が明確に理解されれば、和平合意への取り組みに何も変更がないと認識するだろう」と語った。

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