米韓軍事演習、平昌五輪後に実施なら北朝鮮は静観せず=外相

[ソウル 2日 ロイター] – 北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相は国連に宛てた書簡で、米韓が平昌冬季五輪後に軍事演習を実施すれば、北朝鮮は「静観」しないと威嚇した。

李外相は合同軍事演習がいつ行われても朝鮮半島の平和と安全が脅かされ、南北の相互不信と対立が深まるとし「苦労してこぎつけた対話の前に困難と障害をもたらす」と訴えた。

その上で「われわれも今後の南北関係の改善のためにあらゆる努力をするが、こうした取り組みに水を差す悪質な行為は決して静観しない」と強調した。

米韓は来週始まる平昌五輪期間中は合同軍事演習を行わないことで合意している。

李外相はまた、南北対話が実現したのは北朝鮮に対する制裁と圧力の結果との見方を否定。「全ては金正恩同志(朝鮮労働党委員長)の高貴な祖国愛によるものだ」と主張し、米当局は世論を「欺いている」と批判した。

*カテゴリーを修正しました。

関連記事
12月20日、米国務省の外交団がシリアに到着した。バッシャール・アサド政権崩壊後、ワシントン高官がダマスカスを公式訪問するのは初めてとなる。
10年前、中共は「中国製造2025」計画を掲げハイテク製造業強国を目指した。しかし現在、中共は知的財産権侵害や不公正競争の指摘を受けている。EVや高速鉄道で進展も、核心的な技術は不十分だ。
英国のフィリップソン教育相は、中国による高等教育機関への影響について警戒を呼びかけている。庶民院での議論では、中国が公的機関や企業、大学にまで浸透している実態が指摘された。
12月16日、英豪閣僚級会議がロンドンで開催され、中共のスパイ浸透対策が主要議題となった。英国外相は中共スパイの楊騰波の入国拒否を支持し、豪州外相は複雑な国際情勢を指摘。英国の外国影響力登録制度の施行は延期され、中共の指定級が注目されている。
インド政府は、中国からの安価な鉄鋼輸入を抑えるため、最大25%の関税(セーフガード)の導入を検討している。この […]