「俺が撮ったのか…信じられねぇ…」神々しい鳥居の写真が話題

まるで孫悟空が如意棒を振りかざし、筋斗雲で旅した天上世界のような風景です。茨城県屈指の名所である大洗磯前神社(おおあらいいそさきじんじゃ)「神磯の鳥居」を撮影したツイッターユーザーの、@すみのふさんの未加工写真が「神々しい」「雲の上の世界」と話題になっています。

神磯の鳥居は、太平洋を望む海上の岩に建てられた鳥居です。すみのふさんによると、掲載した写真は明るさ、明瞭度、モノクロ加工もしていない撮って出し。にもかかわらず、曇り気味であったことや、4メートルほどの高波という気象現象により、まるで雲の上にある岩に建つ鳥居のように写っています。

乳白色の海面は柔らかく写り、対象的に荒々しい岩肌が写真全体を引き締め、水墨画のような荘厳さを醸し出しています。

Flickrでの表示情報によると、カメラはCanon EOS 5D Mark IV 、レンズは70-200mm。

別の写真で、明瞭度を上げた加工写真では、ツイッターの注目話題としてピックアップされ、トップ写真にもなりました。

大洗磯前神社によると、徳川光圀公が参拝された時、美しい景観を称え「あらいその 岩にくだけて散る月を 一つになしてかへる月かな」と詠まれたといいます。毎年元旦、宮司が神磯で、太平洋に昇る初日の出を奉拝します。

晴れた日に撮影された、大洗の磯前神社「神磯の鳥居」2017年3月22日撮影(tosa muu)

(文・甲斐天海)