ミズーリ州に住む5歳のジュード・ティンカー(Jude Tinker)君は、腰に手を当てながら、こなさなければならないさまざまな家事を列挙しています。
今話題になっているクリップ動画の中で、サマースクールで長い一日を終えて帰宅したばかりのジュード君は、母親のアンバー・ティンカーさんと、芝生に水をやる、木の枝を拾う、卵を集める、郵便物のチェックなどを終わらせなければならないと会話していました。
母親が、口を挟んで請求書について質問すると、彼は深いため息をつきました。ネットユーザーたちはその反応をとても面白いと思いました。
それを見て「郵便物がほとんど請求書だと気づいてため息をつき、仕事に戻らなければならないと悟ったのだ」とあるソーシャルメディアユーザーは書きこみました。
「彼は水道料金の請求書が届いているかどうかを知りたかったのです。そうすれば、費用に合わせて水やりのスケジュールを調整できるからです」と別の人は書いています。
ジュード君の両親は子供たちの前で請求書の話はしませんが、非営利団体の幹部であり3人の子供を持つ母親のアンバーさんは、ユニークな息子が両親の話を聞きながら、典型的な大人の反応を身につけたに違いないと推測しています。
その日の夫の仕事量について、母親はこう語りました。「夫はただ全てに圧倒されているようで、深いため息をついていました」
母親によると、ジュード君は鶏小屋で卵をチェックしたり、父親の雑用を手伝ったりして、家族の6エーカー(2万4千平方メートル)の農場を手伝っているのだと言います。
「彼はシャベルや熊手など、小さな道具を持っていて、指先まで酷使しているような感じで、本人曰くすごく手伝っているつもりなんです」と39歳の母親は言います。汗びっしょりになっている天真爛漫な彼がやってきて、私が「何をしていたの?」 と聞くと、「パパと一緒に働いていたの」 と言うのです。
農場の裏には小さな川があります。ジュード君は父親と一緒に小さなボートで釣りを楽しむこともあります。
母親のアンバーさんは息子の性格について、「ジュードはとても古い魂を持った元気な男の子」で、典型的な5歳児からは聞けないようなことをよく言うと語りました。
ジュード君はその機知に富んだ性格で、インスタグラムで14万4千人のフォロワーを集めています。
昨年8月、ジュード君の最初の動画は口コミで広がり、わずか12時間で100万回再生されました。
母親はSNSで息子のユーモラスな瞬間をシェアしていますが、実は自分と夫がいつも録画しているという誤解があるといいます。
「1分間の断片を見たからといって、私たちの子育てのすべてがわかるわけではありません。それが、私たちの生活のすべてではありませんし、年中無休でビデオを撮っているわけではありません。記録したり写真を撮ったりしないこともたくさんあります」
子供たちの心の健康を守ることに真剣なティンカー夫妻は、リアリティ番組への出演オファーを断り、子供たちの意思を尊重しています。
母親のアンバーさんは、自分たちは神と強い関係を持つ子供たちを育て、良い手本を示そうとしている「普通の人」に過ぎないと強調しました。
(翻訳編集 呉安誠)
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