4月の台湾輸出は前年比+10.0%、予想下回る

[台北 7日 ロイター] – 台湾財政部が7日発表した4月の輸出は前年同月比10.0%増の267億3000万ドルだった。ハイテク輸出への需要が引き続き堅調だった。

ロイターがまとめたアナリスト予想の11.4%増を下回った。3月は16.7%増で金額ベースで過去最高だった。

あるアナリストによると、市場は世界のエレクトロニクス製品の需要に保守的になっている。

米中貿易摩擦の悪化も台湾のハイテク部門のリスク要因だという。

財政部当局者は会見で、5月の輸出の伸びは8─10.5%との見通しを示した。

4月の輸出は、対中国が13.1%増で3月の30.9%増から鈍化した。対米は2.6%増。3月は4.3%増だった。欧州へは15.1%増、日本へは7.7%増だった。

4月の輸入は4.9%増で、3月の10.4%増から鈍化。

貿易収支は41億5000万ドルの黒字。3月は60億ドルの黒字だった。

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