マティス米国防長官、米ロ国防相会談に前向き=関係筋

[ワシントン 17日 ロイター] – 米当局者が明らかにしたところによると、マティス米国防長官は2015年以来となる米ロ国防相会談に前向きな姿勢を示している。

トランプ米大統領は16日にロシアのプーチン大統領と会談し、両国の関係改善を図る姿勢を打ち出したが、2016年米大統領選への介入疑惑について強く追求しなかったため、国内では批判が噴出した。

マティス国防長官とロシアのショイグ国防相の会談が実現すれば、米ロ間のハイレベルの対話が深まることになる。

米当局者2人はロイターに対し、マティス長官が会談に前向きだと語った。ただ、長官が直接会談あるいは電話会談を積極的に要請しているとの見方は示唆しなかった。

米国防総省はコメントを控え、ロシアから会談への招待は受けていないとした。

マティス長官はロシアに批判的だが、同国との対話に公には反対していない。

ショイグ国防相は米国に批判的で、先週イタリアの新聞に対し、ロシアは米国の「新植民地主義戦略」に一貫して対抗すると述べている。

元米当局者によると、オバマ政権下で国防長官を務めたチャック・ヘーゲル氏とアッシュ・カーター氏はショイグ国防相との有意義な対話を模索したが、時間の無駄という結論に至ったという。

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