アルゼンチン中銀が預金準備率引上げ、中国と通貨スワップ合意か

[ブエノスアイレス 16日 ロイター] – アルゼンチン中央銀行は16日、大手銀行に適用する預金準備率を3%ポイント引き上げたと発表した。物価上昇を巡る懸念とトルコ通貨危機の余波で、ペソ相場が再び不安定化する中、新たな金融引き締め策を打ち出した形。

中銀によると、大手銀行向け預金準備率は28%から31%に上がり、これによって約600億ペソ(20億1000万ドル)が市場から吸収される。

またアルゼンチンのニュースサイトは、中銀が外貨準備増強のために中国と40億ドル規模の通貨スワップ協定を結ぶことで合意したと伝えた。中銀の広報担当者はロイターに、中国との通貨スワップ交渉は「進んでいる」と述べたが、それ以上は明らかにしていない。

中銀はこの日、5500万ドルのドル準備を平均1ドル=29.7224ペソで売却。ペソは対ドルで0.67%上がって29.8ペソで取引を終えた。

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