米大統領、WTO脱退を検討も=ブルームバーグ

[ワシントン 30日 ロイター] – トランプ米大統領は30日、ブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、世界貿易機関(WTO)からの脱退を検討する考えを示した。トランプ氏は「もし彼らが襟を正さなければ、(米国は)WTOから脱退する」と述べた。

トランプ氏は以前から、世界貿易において米国が不当に扱われていると主張、WTOがこうした状況を許していると批判を繰り返しきた。

トランプ氏は7月、WTOが米国を適切に扱わない場合、米国は「何らかの行動を起こす」と警告を発したが、具体的な行動について明らかにしていなかった。

WTO創設に関わった米国がWTOを脱退することになれば、近代の世界貿易システムの基盤が損なわれる恐れがある。

 

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