ノーベル化学賞、たんぱく質の人工合成で米英の3氏に

[ストックホルム/ロンドン 3日 ロイター] – スウェーデン王立科学アカデミーは3日、2018年のノーベル化学賞を、米国人2人と英国人1人に授与した。生物が進化する過程を参考にたんぱく質を人工的に合成し、環境に優しい洗剤やバイオ燃料、がん治療薬などに利用できるように開発した。

米カリフォルニア工科大学のフランシス・アーノルド教授が900万スウェーデンクローナ(約100万ドル)の賞金の半分を受け取る。アーノルド氏はノーベル化学賞を受賞する女性として歴代5人目だ。

残りの賞金は米ミズーリ大学のジョージ・スミス名誉教授と英医学研究会議のグレゴリー・ウインター博士が分ける。

開発されたタンパク質の合成法は、世界で最も売れている処方薬である米製薬大手アッヴィ<ABBV.N>の関節リウマチ治療薬「ヒュミラ」に活用されている。

*写真を追加します。

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