新興国G24の財務相、主要国に貿易体制の改革を要請

[ヌサドゥア(インドネシア) 11日 ロイター] – 世界の新興国で構成する24カ国グループ(G24)の財務相は11日、すべての新興国が過度に不安定な資本フローの悪影響にさらされているとし、主要国に対し世界貿易体制を改革するよう要請した。

米中貿易摩擦の悪化や米金利上昇を背景にリスク資産を回避する動きが高まる中、新興国は資本流出や通貨安、国債利回り上昇などの向かい風にさらされている。

G24の財務相は声明で「貿易を巡る不透明性や、財務・金融状況を背景に債務の脆弱性が高まった。債務持続可能性の改善は、外的な貿易や金融環境、低所得国に対する適時の緊急融資や適切な譲歩的な融資にかかっている」と主張。「ルールに則った世界の貿易体制を切り捨てるのではなく、改革し、強化することを主要国に求める」とした。

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