焦点:アルゼンチンに広がる経済先行き不安、大統領再選に暗雲

[ブエノスアイレス 19日 ロイター] – アルゼンチンのマクリ大統領にとって、不人気な緊縮政策を進めている以上、支持率の低さは驚くに当たらない。しかし最新の世論調査には、さらに緊縮策を進めて来年の大統領選における再選につながる成果を獲得するのが難しくなりかねないという意味で、ひときわ懸念を誘う数字が含まれている。

地元企業マネジメント・アンド・フィットが2400人の有権者を対象に実施した調査によると、マクリ氏が2015年の大統領選に勝利して以来初めて、この先の景気が「悪くなる」または「非常に悪くなる」と答えた人の割合が60%に達した。1年前の調査では、そうした悲観的な見方は34%にすぎなかった。

マクリ氏は、通貨危機や物価高騰を背景に国際通貨基金(IMF)の金融支援を仰がざるを得なかったこともあり、電気・水道・ガスなどの利用に対する補助金の一層の削減や輸出税の引き上げなどに取り組んできた。そのため今回の世論調査では、支持率が27%を割り込んだだけでなく、かなりの有権者が経済の先行きに希望を失ってしまったことが明らかになったのだ。

▶ 続きを読む
関連記事
米国とイスラエルの2月28日、イラン国内の軍事・政府施設を標的とした大規模攻撃を実施したことを受け、イラン国営メディアは同日、最高指導者のアリ・ハメネイ師が死亡したと報じた。
トルコ政府は、イスラエルと米国によるイラン攻撃への関与を否定。自国が当事者でない紛争において、インジルリク空軍基地を含む領土や領空の作戦利用を一切認めない方針を強調し、SNS上の噂を公式に打ち消した
ロシア外務省が、米イスラエルによるイラン攻撃を「主権国家への計画的な武力侵略」として強く非難。国際法違反を指摘し、中東の安定を損なう無責任な行動であるとして、国際社会に客観的な評価を下すよう求めた
英国のスターマー首相は、米イスラエルによるイラン攻撃を受け、声明を発し、イラン政権を「断じて許しがたい」と批判した。核開発阻止を訴えるとともに、政権の退陣と国民による自決を強く求める声明だ
トランプ政権の対イラン戦略を分析。元高官エイミー・ミッチェルとアレックス・グレイが、政権交代の是非や核拡散阻止、革命防衛隊の影響力、そしてイランの戦略的誤算について、対照的な専門的見解を戦わせる