北朝鮮、非核化を確認し米朝再会談へ意欲 制裁継続なら「新たな道」

[ソウル 1日 ロイター] – 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は1日に国営テレビを通じた演説で、朝鮮半島の非核化という共通の目標に向けトランプ米大統領といつでも再会する用意があると表明した。その上で、米国が北朝鮮に対する制裁と圧力を続けた場合は別の選択肢を講じる可能性あると牽制した。

金委員長は「核兵器の製造や実験をこれ以上行わず、使用や拡散もしないとの内外への宣言」について、「断固たる意志」と指摘。

また北朝鮮は「様々な実質的措置を講じた」とし、米国が「信頼に足る措置と相応の実践的行動」で対応すれば、両国関係は早急に発展すると述べた。

米大統領とはいずれも会談し、国際社会に歓迎される結果につなげるために尽力する用意があるとしたが、米国が「一方的に何らかの強要を模索し、制裁と圧力を継続すれば」、主権を守るために「新たな道を模索せざるを得ない」とも語った。

トランプ大統領はこれに対し、「北朝鮮が持つ大いなる経済的潜在性を認識した金委員長と会うのを楽しみにしている」とツイートした。

韓国大統領府は、韓国と米国との関係進展に向けた「断固たる意志」を表明したと歓迎した。

金委員長の演説について、専門家からは米国や韓国との対話継続を望んでいるが、北朝鮮のペースで進めたい意向を示しているとの見方が出ている。

金委員長はこのほか、南北関係は「完全に新たな段階」に入ったとし、制裁で中断した両国間の経済プロジェクトを無条件に再開するよう提案した。

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