カタールのLNG船 ホルムズ海峡を通過 封鎖後初めて

2026/05/11 更新: 2026/05/11

アメリカとイランの戦争開始後、カタールの液化天然ガス(LNG)運搬船が5月10日、初めてホルムズ海峡を通過し、パキスタンに向かった。

ロイターによると、船舶追跡会社Kplerのデータでは、カタールエナジーが運航するLNGタンカー「アル・ハライティヤット」がホルムズ海峡を無事通過し、現在はオマーン湾を航行している。目的地はパキスタンのカシム港という。

同船は5日前、カタールのラスラファン港を出港したが、ホルムズ海峡を通過できず、周辺海域で待機していた。10日になって航行を再開した。

イランはこれまで、アメリカが提示した和平条件に応じていない。イラン革命防衛隊は以前、ペルシャ湾にある米軍基地や船舶を攻撃すると警告していた。

一部の情報筋によれば、今回の航行はイラン側の承認を得ていた。調停役を担うカタールとパキスタンに対し、イラン側が一定の信頼を示す狙いがあったとみられる。

訪米中のカタールのムハンマド首相兼外相は、ヴァンス副大統領、ルビオ国務長官と相次いで会談した。報道によると、ルビオ氏との会談には、トランプ大統領の中東担当特使ウィトコフ氏も同席した。

カタール外務省はSNSで、ムハンマド氏が「関係国は和平に向けた取り組みに加わる必要がある」と強調したと発表した。また、今回の訪問は米アメリカとイランの和平合意を仲介するためのものだと説明している。

ムハンマド氏は訪米中、サウジアラビアの外相とも電話で協議し、和平に向けた案について意見を交わした。

米ニュースサイト「Axios」は、ホワイトハウスが和平交渉でカタールに具体的な役割を果たすことを期待していると報じた。

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