トランプ氏 イランの和平案への回答を「断じて受け入れられない」と批判

2026/05/11 更新: 2026/05/11

トランプ米大統領は5月10日、米国が提示した最新の和平案に対するイラン側の回答を拒絶した。

「イランのいわゆる『代表者ら』からの回答を読んだところだ。気に入らない。断じて受け入れられない(TOTALLY UNACCEPTABLE)!」と、トランプ氏は日曜日にSNSの「トゥルース・ソーシャル」に投稿した。

このトランプ氏の反応は、2月28日に勃発した両国間の戦争を恒久的に終結させることを目的とした最新案に対し、イランが公式回答を提出してから数時間後に共有された。

エポックタイムズはホワイトハウスに詳細なコメントを求めたが、即座の回答は得られなかった。

イラン政権の国営通信社であるイラン通信(IRNA)は、現在の交渉は地域における敵対行為の停止のみに焦点を当てるべきであり、核開発計画を含むその他の問題については後日議論されるべきであると報じた。

イラン国営テレビによると、イラン側の回答は、イスラエルによるレバノン攻撃を含むあらゆる戦線での侵略行為の終結と、ペルシャ湾における航行の安全保障に重点を置いているという。

現在も、ホルムズ海峡の通航支配を巡り大きな意見の相違が残っている。イラン国営テレビは、同海峡は開戦初期からイランの管理下にあると主張した。

また同テレビは、戦争が恒久的に終結し、米国が制裁と海上封鎖を解除すれば、海峡を再開する準備があるとの意向をイラン側が示していると伝えた。

IRNAによると、イラン側は、和平交渉の第1段階は「航行と制裁に集中しなければならず、一方で米国との交渉の後半段階で核開発計画について議論する準備があることを示唆している」という。

IRNAによれば、パキスタンの仲介により、イランと米国の間では40日間近く続いた戦闘を停止させる停戦が成立した。

トランプ大統領は日曜日のトゥルース・ソーシャルの投稿で、イランに対して次のように述べた。

「イランは47年間にわたり、米国および世界を相手に駆け引き(遅延、遅延、また遅延だ!)を続けてきた。47年間、イラン人は我々を『手玉に取り』、待たせ続け、路上爆弾(IED:Improvised Explosive Device)で我々の国民を殺害し、抗議活動を鎮圧し、最近では4万2000人の無実で非武装の抗議者を抹殺し、そして今や『再び偉大になった』我々の国を嘲笑してきた。彼らが笑っていられるのもここまでだ!」

イランの回答に関する報道は、カタールの天然ガス・タンカーが日曜日にホルムズ海峡を通過したというニュースに続くものであった。開戦以来、カタールの液化天然ガス(LNG)タンカーが同海峡を航行したのはこれが初めてである。

ロンドン証券取引所グループ(LSEG:London Stock Exchange Group)の船舶データによると、このタンカーはパキスタンに向かっている。

ホルムズ海峡は、世界の海上石油貿易の約25%を担う世界で最も重要なエネルギー航路の一つである。数週間にわたる混乱の後、カタールのタンカーが通過したことは、イランが限定的な通行を許可している可能性を示唆しており、外交的な進展の初期兆候、あるいは少なくとも緊張の一時的な緩和を意味している可能性がある。

英国は土曜日、駆逐艦「HMSドラゴン」をホルムズ海峡に配備すると発表した。HMSドラゴンは3月には地中海東部に展開していた。今回の中東への移動は、フランスによる空母打撃群の紅海配備に続くものであり、英仏が連携して重要な通商路を保護する動きを見せている。

クウェート軍は日曜日、同国領空で敵対的なドローンを検知したとXに投稿した。

クウェート国防省の報道官、サウド・アブドルアジズ・アルオタイビ准将は、軍が夜明けに領空内で複数の敵対的なドローンを検知したと述べた。クウェート軍は、これらのドローンに対し、定められた手順に従って対処したとしている。

米国とイランは4月7日以来、不安定な停戦状態を維持している。米国は4月13日からイランの港湾に対する封鎖を継続している。

関連特集: イラン情勢