トランプ氏、政治的膠着の打開を 一般教書演説で呼び掛けへ

[ワシントン 1日 ロイター] – トランプ米大統領は、来週5日に行う向こう1年の施政方針を示す一般教書演説で、与野党の長年の対立が引き起こした政治的な膠着状態の打開を呼び掛ける見通しだ。ホワイトハウスが1日に発表した演説要旨で明らかとなった。

トランプ氏はこの日、演説でメキシコとの国境の壁建設を巡る民主党との対立について多くの時間を割くと示唆。この問題を巡っては一部政府機関が35日間にわたり閉鎖され、1週間前に収束したばかり。

トランプ氏は「(与野党が)協力して何十年に及ぶ政治的膠着を打開することは可能だ。昔の対立の溝を埋め、古傷を癒し、新しい連立を築き、米国の素晴らしい未来を開こうではないか」と述べる予定。

ホワイトハウス当局者によると、壁建設以外では、共和・民主両党が合意を得られる可能性がある分野についての見解を示すという。具体的には、インフラ投資の財源計画や処方箋薬の価格引き下げ、医療保険制度を巡る両党の溝を埋める作業などが含まれる。

*内容を追加して再送します。

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