米大統領、イランが米国益への攻撃仕掛ければ「大きな報い受ける」

[ワシントン 20日 ロイター] – トランプ米大統領は20日、イランが中東での米国の国益に対して攻撃を仕掛ければ、イランは「大きな報い」を受けることになると警告した。

トランプ氏は記者団に「イランが何か行動を起こせばそれは大きな間違いだ。何か行動を起こせば大きな報いを受けることになる。ただ、その兆候は示していない」と述べた。

一方、イラクの首都バグダッドで19日、厳重な警備が敷かれている旧米軍管理区域(グリーンゾーン)にロケット弾が撃ち込まれた事件について、米政府はイランとつながりがあるイスラム教シーア派の民兵組織の犯行である可能性を強く疑っているという。2人の米政府筋が明かした。

同筋によると、米政府はどの民兵組織による犯行かやイランがどの程度関与したかについて分析を行っている。

グリーンゾーンには政府機関や大使館が集中しているが、ロケット弾による負傷者はなかった。

米国は前週14日のサウジアラビア国内の石油施設へのドローンによる攻撃や今月12日のサウジの石油タンカーに対する攻撃についても、イランによる何らかの関与があった可能性を疑っている。

イランと米国との緊張が高まる中、イラン政府は低濃縮ウランの生産ペースを4倍に加速させている。タスニム通信が20日、中部ナタンツにある核関連施設の当局者の話として報じた。

トランプ大統領がイラン産原油の禁輸措置の適用除外を全面的に打ち切ったことを受け、イランは2週間前に、2015年の核合意の履行を一部停止すると表明している。

*内容を追加しました。

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