アジア途上国の成長率見通し、米中摩擦継続でも据え置き=ADB

[マニラ 18日 ロイター] – アジア開発銀行(ADB)は18日、アジアの途上国の今年と来年の経済成長率見通しを据え置いた。米中貿易摩擦が世界経済に暗い影を落としているが、アジアの途上国は力強い成長を維持すると予想した。

アジア太平洋の途上国45カ国の今年の成長率見通しは5.7%で、来年は5.6%とした。

ADBのチーフエコノミスト、澤田康幸氏は、「貿易摩擦は継続しているが、途上国は緩やかになりつつも力強い成長率を維持する見込み」と指摘。「ただ、世界の二大経済大国が合意に達するまでは、地域の見通しにはなお先行き不透明感が漂うだろう」とした。

ADBは今年と来年の中国の成長率見通しも、それぞれ6.3%と6.1%に据え置いた。政策による支援が内需・外需の伸び鈍化を補うと見込んでいる。

一方、インドの今年の成長率見通しは4月時点の7.2%から7.0%に、来年は7.3%から7.2%に、それぞれ下方修正した。

アジアの途上国の平均インフレ率見通しは、原油高を理由に、19、20両年について2.5%から2.6%に引き上げた。

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