大洪水から逃れたトラがインド人の家でくつろぐ

南アジアを襲った大規模なモンスーンの後、インド人家族が自身の家のベットでくつろぐ野生トラを発見した。

インドの野生生物保護団体が公開した写真には、アッサム州北東部・ハーミューティ村にある民家のベットでくつろぐ巨大なトラが映し出されている。

このトラは近隣のカジランガ国立公園から逃げ出したものと見られる。同公園はユネスコ世界遺産に指定されており、トラやゾウ、クマが生息するほか、インドサイの最大の生息地としても知られている。

野生生物保護団体はSNS上で「アッサム森林局と獣医とで、家に侵入したトラを麻酔で落ち着かせる計画を立てている。」「大洪水が変わった客を連れてきた!」などとコメントしている。

 

同公園の副所長ローヒニ・バラブ・サイキア氏によると、トラを移動させようと試みたものの結局はトラが自ら立ち去ったようだ。「この時間は涼しい場所で寝て過ごすのがトラの習性なんです。」とサイキア氏は語る。

トラは穏やかで危険性がなかったため、最終的には麻酔は使用されなかった。

世界自然保護基金によると、現在トラは世界に3,900頭しか生息しておらず、絶滅危惧種に指定されている。

大洪水で逃げ出したのはトラだけではない。この災害によってシカやサイ、ゾウらの行方もわからなくなっている。

降り続く雨の影響により、同公園の95%が冠水したと推定されている。インド森林局のアルン・ビグネシュ氏は、増水から避難するサイたちの衝撃的な写真をツイッターに投稿した。別のビデオには救急隊が子どものサイをいかだに引き上げる様子が映し出されている。

サイキア氏は次のように語った。「雨が降り始めると動物たちはより高い場所を目指しますが、そちらへ行くには高速道路を横切らなければなりません。」「公園スタッフらが道路横断中に負傷して取り残された動物たちの救援を行っています。」

アッサム州災害管理局によれば、7月13日から18日の間に同公園で死亡が確認された動物は合計83頭にのぼる。

民家に逃げ込んだトラは18日午前8時30分ごろに高速道路近くでも目撃されている。おそらく気が動転したトラが瓦礫の壁を飛び越え、暗い部屋の中に避難したものと見られている。

7月中旬から東南アジアで降り続く雨の影響により、少なくとも227人が死亡、1,030万人以上が被災した。

(大紀元日本ウェブ編集部)