モスクワで市議会選巡る抗議集会、監視団体「過去8年で最大規模」

[モスクワ 10日 ロイター] – ロシアの首都モスクワ中心部で10日、公正な選挙を求める大規模な抗議集会が行われた。監視団体ホワイトカウンターによると、集会には最大6万人が参加し、過去8年で最大規模だったという。一方、警察は参加者は2万人としている。

集会は9月に実施されるモスクワ市議会選を巡り、反体制派候補の多くが参加を認められなかったことに抗議するため行われた。

監視団体OVDインフォによると、モスクワでは245人が拘束された。サンクトペテルブルクでも集会があり、80人が拘束されたという。このほか、ロストフ・ナ・ドヌやブリャンスクなどでも少数の人が拘束された。

ただ、拘束者が1000人以上に上った先週と比べ、当局の態度は軟化した。

今回のデモは先週とは異なり、当局が開催を許可した。デモは大きな混乱もなく行われていたが、終了後に若者を中心に数百人が政府の建物の周辺に集まり、プーチン大統領への不満の声を上げるなどし、機動隊が出動する事態となった。

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