ペロシ米下院議長、アフガニスタンを予告なしに訪問

[ワシントン 20日 ロイター] – 米国のペロシ下院議長は20日、他の議員らと共に、アフガニスタンを事前の予告なしに訪問した。ペロシ氏の事務所が明らかにした。

ペロシ氏は19日にヨルダンを訪問した後にアフガニスタンに向かった。超党派の代表団による訪問終了後に発表された発表文書によると、ペロシ氏はアフガニスタンのガニ大統領や、同じく同国を訪問中のエスパー国防長官、米軍の司令官らと会談した。

トランプ大統領は先月、アフガニスタンの反政府勢力タリバンとの和平交渉を打ち切った。

エスパー国防長官は記者団に対し、「目的は引き続き、ある時点で政治的な和平合意を成立させることだ」と述べた。

ペロシ氏は、代表団が米外交官らからタリバンとの和平への取り組みについて説明を受けたほか、アブドラ行政長官、また女性を含む社会の指導者と面会したと明らかにした。

また発表文書によると、代表団は「9月に行われ、まだ結果が公表されていない大統領選の結果についてより詳しい説明を受け」、近く結果が公表されることを期待するとした。

「我々の代表団は汚職と闘うことの重要性を強調した」とし、こうした汚職は治安を脅かし、アフガンの人々が安定かつ繁栄した将来を実現する能力を損なうと指摘した。

関連記事
全世界の若者から絶大な人気を博しているショートビデオ共有アプリTikTok。しかしアメリカでは最近、バイデン大統領がTikTokに関する新法に署名した。
中国共産党はWHOを代理人とし、米国に対する「ハサミ戦略」を始めるだろう。新たに進められているパンデミック条約がその引き金となる。
韓国最大の太陽光発電メーカーであるハンファ・ソリューションズ傘下のQcellsは中国江蘇省啓東市にある工場を6月30日に永久閉鎖する。
中国共産党の国家安全部が主導する研究機関は、AI技術とビッグデータを利用してカナダの華人議員の個人情報を密かに収集している。
米イエレン財務長官の最近の訪中は、新たな貿易戦争の予兆であるとする見方がある。イエレン氏は中国当局に対し、ダン […]