米中第1段階通商合意、中国の輸入目標達成は困難か

[北京/シンガポール 14日 ロイター] – コモディティーのトレーダーやアナリストは、米国と中国の「第1段階」の通商合意について、中国が米国産コモディティーの購入目標をどのように達成するかを具体的に描き上げるのに苦心している。

15日に調印される通商合意について説明を受けた関係者によると、中国は2年間で米国産エネルギー関連製品を500億ドル購入するほか、農産物を2017年の購入実績から約320億ドル増やすと約束。また米国で製造された製品の購入も800億ドル拡大する。

これにより米国の対中貿易赤字の3000億ドルは縮小する。だが中国のコモディティーの流通について研究しているアナリストは、中国が他の輸入先との関係を悪化させたり、国内生産者に損失を負わせたり、輸入の基準と割り当てを大きく変更したりすることなく、これほどの量を輸入できるかについて懐疑的だ。

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