米高官、武漢市研究所との直接協力を呼び掛け 新型コロナ研究で

[ワシントン 7日 ロイター] – 米政府高官は7日、新型コロナウイルスの研究に関し、米国が中国湖北省武漢市にある研究所と直接協力することを認めるよう中国に呼び掛けた。

中国の崔天凱・駐米大使は5日、ニューヨーク・タイムズ紙で、米中は新型コロナを巡り「不愉快な対話」があったが、今は「団結し、協力し、相互支援する」ときだと語った。

これを受け、米高官は「崔駐米大使が、中国には米国と協力する意思があると言うのなら、新型コロナに関する中国のあらゆる研究内容を共有するために、武漢市にある中国のウイルス研究所と直接協力する機会を得られれば幸いだ。中国は新型コロナに関する知識を有しており、新型コロナに対応している期間は、米国の研究者よりも少なくとも1カ月長い」と述べた。

また「パンデミック(世界的流行)は武漢市で始まったため、中国の医療および疾病の専門家との協力は、世界中の人命を救うために重要であると考えている」とした。

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