米大学がコロナ死者予測下げ、ピーク12日 当局は「第2波」警戒

[ニューヨーク 8日 ロイター] – 米ワシントン大学のモデル分析に基づく米国内の新型コロナウイルス感染による8月4日までの死者予測が8日、前日時点の約8万2000人から6万人超に26%下方修正された。

また死者数のピーク日を4日前倒しし12日と想定。同日の死者は2212人になると予想した。

こうした中、当局は社会的距離の確保といった行動規制を緩和した場合、コロナ流行の「第2波」が到来する恐れもあるとして警戒を呼び掛けた。

同分析は連邦政府や州政府などで用いられている。ホワイトハウスの新型コロナ対策チームは以前、国内死者数が10万─24万人に達するとの見方を示していた。

7日に確認された新たな死者は1800人、感染者数は約3万人。公式データを基にしたロイターの集計によると、7日夜までの死者数は合計で約1万3000人。感染者数は約40万人に達している。

バークス新型コロナ対策調整官は、新型コロナに関する明るい兆しが見られても気を緩めないでほしいと警鐘を鳴らした。同氏は、国民に呼び掛けている今月30日までの行動制限を守ることが重要だとし「これでまた人々の外出や集会が始まれば、かなり深刻な(流行の)第2波がやってくる恐れがある」と述べた。

*内容を追加しました。

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