米国のハリス駐韓大使が辞意=関係筋

[ソウル 9日 ロイター] – 複数の関係筋によると、米国のハリー・ハリス駐韓大使が今年11月で退任する意向を周囲に漏らしている。11月の米大統領選でトランプ大統領の再選が決まっても、続投しない考えという。

ハリス氏はトランプ大統領に指名され、2018年に駐韓大使としてソウルに着任したが、様々な問題を巡り不満がたまっているという。

米国務省と在ソウルの米国大使館のコメントはとれていない。

トランプ政権は在韓米軍の駐留経費について韓国側の負担を増やすよう要求。韓国ではトランプ氏の「米国第一主義」に対する批判が強まっており、ハリス氏も批判の矢面に立たされていた。

昨年10月には学生の集団がハリス氏の住む公邸の敷地内に侵入し、米軍の駐留に抗議。また昨年12月には米大使館前で抗議活動が起き、デモ隊が「ハリス氏は出ていけ。韓国は米国の植民地ではない。韓国はATM(現金自動支払機)ではない」と叫んで、ハリス氏の肖像画を破る一幕があった。

また、韓国が日韓軍事情報保護協定(GSOMIA)を破棄し、米政府が失望感を表明した際には、韓国外務省がハリス氏を呼び抗議した。

関連記事
5月14日、英国バーミンガムで行われた安全保障会議で、英国と米国は、中共によるサイバー攻撃とスパイ活動が世界の安全に重大な影響を及ぼしていると指摘した。
ノースカロライナ州マチュース。 ドナルド・トランプが大統領選で共和党の推定候補者となって以来、全米世論調査での彼のリードは強くなっている。大きなアドバンテージを持つノースカロライナ州の地元保守派は、草の根運動の欠点を懸念している。
ニュージャージー州ワイダーウッド、前大統領ドナルド・トランプは5月11日、ビーチでの珍しい演説に数万人のファンを集めた。民主党が優勢とされるこの州で、共和党候補がこれほど多くのファンを集めたのは歴史的な偉業だと言える。
5月13日、最高裁判所はアプリ開発者からの訴訟の審理を拒否した。 彼らは、アップルがCOVID-19追跡アプリとビットコインアプリをApp Storeで利用可能にすることを拒否したことで、独占禁止法に違反していると訴えた。
国連の制裁リストに載っている北朝鮮のタンカー「ユソン」号がロシア沖で発見された。国際社会による対北朝鮮制裁違反の監視活動が強化されているにもかかわらず、北朝鮮船舶による違法活動が依然として続いている。