米国立衛生研、抗マラリア薬の新型コロナ臨床試験開始

[9日 ロイター] – 米国立衛生研究所(NIH)は9日、既存の抗マラリア薬のヒドロキシクロロキンを新型コロナウイルス感染症の治療に使う臨床試験の開始を発表した。国内の医師が最近、治療効果の科学的根拠が確認されるのを待たず、治療に使用していることを相次ぎ、明らかにしていた。

ヒドロキシクロロキンはトランプ米大統領が新型コロナへの強力な武器になり得ると主張。米国で流行が急激に広がる中で、新型コロナ治療での有効性や安全性が確認されないまま、先行的な使用例が急増している。

NIHの臨床試験は傘下の国立心肺血液研究所(NHLBI)が行う。同研究所の責任者は「実験室では、ヒドロキシクロロキンは新型コロナへの治療効果が期待できることを示している。実際の患者に対しては小規模な試験で、効果がある可能性を示唆する暫定的な報告が得られている」と述べた。 

同薬は失明や心臓疾患の副作用を起こす可能性が指摘されている。新型コロナの治療薬としては未承認だが、米食品医薬品局(FDA)は医師の判断による緊急使用は認めている。

関連記事
ワシントン - ジョー・バイデン大統領は5月7日、ユダヤ人に対する憎悪が「あまりにも多くの人々の心に深く根を下ろしている」と述べ、「米国と世界中で猛威を振るう反ユダヤ主義の潮流」に対抗するため、全米国民に本政権を支持するよう呼び掛けた。
地球温暖化による損害賠償を民間企業に義務付けるバーモント州の法案が、ビジネス環境を悪化させ、すでに資金繰りに窮している州民のエネルギー価格を上昇させるのではないかという懸念を呼んでいる。
「信念を貫き、モラルを守れ」、米最高裁判事がアメリカの現状に警鐘を鳴らした。外の世界は厳しい。おそらく、ここしばらくの間で最も厳しい状況でしょう。しかし、だからこそ、あなたの貢献が重要なのだとアリート判事は述べた。
5月13日、フィリピン政府はビデオを公開し、中共が疑念を持たれながらも、南シナ海におけるフィリピンの排他的経済水域内の島々や礁に土砂を投入し、埋め立て活動を行っていると批判しました。フィリピンは船を派遣し、中共の動向を監視している状況です。
5月5日に行われたパナマ大統領選で、ホセ・ラウル・ムリーノ・ロビラ(José Raúl Mulino Rovira)氏はサプライズ当選を果たしたが、これはバイデン政権に影響を与える可能性がある。 バイデンの綱領には、移民がアメリカ南部国境に侵入するのを防ぐためのダリエン地峡(2つの陸塊をつなぎ、水域に挟まれて細長い形状をした陸地)の閉鎖が含まれている。