米国インディアナ大学のトロフォリオ博士を中心とするグループの研究によると、女性が妊娠中に飲酒すれば、生まれた子供は不良行為が多いという。
研究グループは、4912人の母親の妊娠中の飲酒状況及び、生まれた子供の4歳から11歳までの不良行為の発生状況を追跡調査した結果、妊娠期間中に毎週1回飲酒していた母親から生まれた子供より、毎週5~6回飲酒していた母親から生まれた子供の不良行為発生回数のほうが遥かに多いことが分かった。
さらに、同じ母親から生まれられた兄弟についても調査した結果、妊娠中に酒を飲まなかった時の子供より、飲酒していた時の子供のほうが、不良行為発生率が高いことが分かった。
以上の結果を踏まえて、研究者らは、子宮内でアルコールにさらされていた子供は、不良行為の多い「問題児」になりやすいと指摘した。この研究報告は、米国の「精神病学報」に発表された。
関連報道によると、現在、子供の100人に1人は「アルコール暴露症候群」に罹り、異常行為が現れやすいという。
(翻訳/編集・文子)
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