韓国で大規模教会の礼拝が再開、参加者は限定

[ソウル 26日 ロイター] – 韓国では26日、新型コロナウイルス感染拡大を受けて中止されていた大規模教会の礼拝が再開、参加した信者らはマスクを着用し、人との距離を保つよう求められた。ソウルで最も大きい教会の一つであるオンヌリ教会は信者らに対し、礼拝への参加を事前にネット登録し、指定された席に座ることを義務付けた。教会関係者によると、収容人数3000人の大規模ホールへの入場者数を700人に制限した。

韓国政府は19日に社会的距離を保つ措置の適用期限を5月5日に延長した一方で、一部の宗教施設やスポーツ施設に対する運営制限を緩和した。

韓国では、南東部大邱市にある新興宗教団体「新天地イエス教会」で起きた新型コロナ集団感染で感染者が最も多く発生、全国の累計感染者数1万0728人の約半数を占めている。

大邱市の病院によると、同団体で最初に確認された感染者は2カ月余り病院で治療を受けていたが、24日に退院した。

韓国の感染者の増加ペースは足元で落ち着いており、26日に新たに確認されたのは10人と、8日連続で10人前後にとどまった。

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