コロナワクチンの安全性に妥協はない=米NIH所長
[9日 ロイター] – 米国立衛生研究所(NIH)のコリンズ所長は9日、英製薬大手アストラゼカ<AZN.L>が新型コロナウイルスワクチンの臨床試験(治験)を世界的に中断したことについて、ワクチンの安全性に妥協はないことを示していると述べた。
アストラゼネカは8日、オックスフォード大学と開発する新型コロナウイルスワクチンの臨床試験(治験)を世界的に中断したと発表した。独立委員会が安全性データの検証を行う予定。
NIHはアストラゼネカの治験に資金を拠出している。
コリンズ所長は上院保健・教育・労働・年金委員会の公聴会で、「われわれは安全性を最優先に考えている。この点で妥協はできない」と述べた。
さらに、治験の中断は他にも懸念すべき証拠があるかどうかを検証するため慎重を期した最善策である、との認識を示した。
一方、同公聴会にはアダムス米医務総監も出席し、米保健当局は、ワクチンが利用可能となった場合、州の免許をもつ薬剤師に管理を認めるガイダンスを出していると説明した。
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