米政府のワクチン開発プログラムトップ、FDAの厳格な基準支持

[シカゴ 24日 ロイター] – 新型コロナウイルスワクチンの早期開発を推進する米政府プログラムの科学部門トップは24日、米食品医薬品局(FDA)のより厳格なワクチンの緊急使用基準を支持する考えを示した。

政府のワクチン開発促進策「オペレーション・ワープ・スピード・プログラム」のモンセフ・スラウイ博士は24日にオンライン形式で開かれた市民との対話集会で、FDAのより厳格な規制に言及し「我々は全面的に支持する」と語った。

米紙ワシントン・ポスト(WP)は22日、FDAがコロナワクチンの緊急承認について、厳格化した新たな基準を近く発表する見通しだと報じた。これを受けてトランプ米大統領は23日、「ホワイトハウスの了承が必要だ。われわれは了承するかもしれないし、しないかもしれない」と述べ「これは政治的な動きに思える」と語った。

トランプ氏はこれまで、新型コロナのワクチンを11月の大統領選までに導入できると繰り返し述べ、早期の認可実現に躍起となっている。専門家の間では、大統領選を前に、安全性が十分検証されずにワクチンが承認されることへの懸念が広がっている。

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