服飾デザイナーの高田賢三氏死去、新型コロナの合併症で

[パリ 4日 ロイター] – 世界的なファッションブランド「KENZO(ケンゾー」で知られる服飾デザイナーの高田賢三さんが4日、新型コロナウイルス感染症による合併症のため、パリ郊外の病院で死去した。81歳だった。広報担当者がフランスのメディアに発表した。

1970年代に同ブランドを立ち上げ、色鮮やかなモチーフや独自性の高いシルエットに日本の着物などに着想を得たアレンジを加えたデザインで知名度を高め、香水やスキンケアにも商品を広げて世界的地位を確立した。

1990年代前半に会社「KENZO(ケンゾー)」を仏モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH)に売却し、数年後には自身も同ブランドから離れた。

その後は複数のクリエーティブ・デザイナーを務めるなど活躍の場を広げ、家具など他の分野でのデザインも手掛けた。今年に入ってからはパリで他のデザイナーと手を組み、ホームウエア&ライフスタイルブランド「K3」を立ち上げていた。

パリ市のイダルゴ市長はツイッターに「パリはきょう、息子の1人の死を悼んでいる」と投稿した。

LVMHのベルナール・アルノー最高経営責任者(CEO)は発表文で、高田さんは「ファッションに詩的な陽気さと甘美な自由の色調を吹き込んだ。それが彼に続く多くのデザイナーに刺激を与えた」と述べてその功績をたたえた。

関連記事
2020年以降、香港の自治が中国共産党によってさらに侵食されつつあるため、ワシントンは香港に対する政策を見直すよう求められている。米国のシンクタンクである「戦略国際問題研究所(CSIS)」は5月7日、「2020年以降の香港の自治権の侵食」というタイトルの報告書を公開した。同報告書は北京による香港支配の拡大を明確に描き、米国政府に対香港政策の見直しを促す40ページに及ぶ調査結果を発表した。
5月14日、メリーランド州、ネブラスカ州、西バージニア州で民主党と共和党の初選が行われた。前大統領ドナルド・トランプ氏と現職大統領ジョー・バイデン氏は選挙戦でいくつかの警告信号に直面したが、全体的な状況は安定していた。5月14日予備選挙のハイライト
反ユダヤ主義に対抗することを目的とした法案が米国下院で可決され、憲法修正第一条の権利に影響を及ぼす可能性について党派を超えた議論が巻き起こっている。反ユダヤ主義啓発法として知られるこの法案は、5月1日、321対91の賛成多数で米下院を通過した。
5月14日、英国バーミンガムで行われた安全保障会議で、英国と米国は、中共によるサイバー攻撃とスパイ活動が世界の安全に重大な影響を及ぼしていると指摘した。
ノースカロライナ州マチュース。 ドナルド・トランプが大統領選で共和党の推定候補者となって以来、全米世論調査での彼のリードは強くなっている。大きなアドバンテージを持つノースカロライナ州の地元保守派は、草の根運動の欠点を懸念している。