欧州医薬品庁、新型コロナワクチン来年初めにも承認

[ミラノ 16日 ロイター] – 欧州医薬品庁(EMA)のラージ長官は16日、3つの新型コロナウイルスワクチンを2021年の早い段階で承認する可能性があると述べた。イタリアのANSA通信が伝えた。

ラージ長官はスカイTG24とのインタビューで「全てがうまくいけば、21年初めの数カ月のうちにEMAが3つのワクチンを承認する可能性がある。ただ全てがうまくいかなければならない。至るところに障害がある」と指摘。年内にワクチンができるのは不可能でないにしても非常に難しいと話した。重症化する可能性が高い人を対象とした第1段階のワクチンは春までに準備ができるとの見通しを示した。

EMAは、米製薬大手ファイザー<PFE.N>と英同業のアストラゼネカ<AZN.L>、米モデルナのワクチン候補を逐次審査している。いずれかが成功した場合に承認を迅速化するためだ。この方法では、研究者は試験が完結する前に常時結果を申請することができるため、承認手続きが迅速に進む可能性がある。

ラージ氏は「ワクチンの開発はパンデミック(世界的大流行)の終わりの始まりに過ぎない。これで終わりではない」と警告。ワクチンが感染抑止に効果的かどうかが分かるまでに最低6カ月かかるため、ソーシャル・ディスタンシング(社会的距離の確保)や防護マスクなどの対策が引き続き必要だと指摘した。

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