独フランクフルトの銀行員、新型コロナで一転減少へ=調査

[フランクフルト 21日 ロイター] – ドイツのヘッセン・テューリンゲン州立銀行(ヘラバ)が21日に公表した調査によると、同国金融の中心地フランクフルトでは、着実に増加してきた金融関連の雇用が新型コロナウイルス感染拡大の影響により減少に転じる見通し。

フランクフルトでは2014年以降、コンプライアンス担当者の需要増加や、英国の欧州連合(EU)離脱に伴うロンドンからの人材移転により、金融部門全般で雇用増が続いていた。ヘラバはこの傾向が2021年末まで続くと予想していた。

しかし、新型コロナの流行を受け、フランクフルトにおける銀行関連雇用は減少に転じ始めると予想。雇用者数は、22年末までにはコロナ危機発生前に比べ2000人(3%)程度減少し、6万2700人程度になるとの見通しを示した。

フランクフルトには、ドイツ銀行、コメルツ銀行などが本部を置いている。

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