スペースジェット、コロナ影響踏まえスケジュール精査と承知=梶山経産相

[東京 23日 ロイター] – 梶山弘志経済産業相は23日の閣議後会見で、三菱重工業<7011.T>子会社の三菱航空機が開発中の国産ジェット旅客機「三菱スペースジェット」の開発を凍結する方向で調整していると報じられたことについて「コロナによる深刻な状況を踏まえ、スケジュールの精査を行っていると承知している」と述べた。

そのうえで「重要なプロジェクトであり、引き続き、関係者の尽力に期待したい」と語った。

福島第1原子力発電所にたまり続けるALPS(多核種除去設備)処理水の処分方法について「27日に政府方針の決定はしない。具体的に決定時期を伝えられる段階にはない」と述べた。一部で27日に政府が関係閣僚会議を開き、方針を決めると報じられていた。

政府は、23日午前に「廃炉・汚染水対策チーム会合」を開き、これまでの関係者の意見などの結果をまとめ、関係省庁間で議論を行った。梶山経産相は「議論を踏まえて、関係省庁でさらに検討を深めたうえで、適切なタイミングで政府として責任をもって結論を出したい」と述べ、丁寧に進めるという従来の姿勢を繰り返した。

(清水律子 編集:内田慎一)

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