米ルイジアナ州政府庁舎にサイバー攻撃、大統領選控え警戒

[23日 ロイター] – 米ルイジアナ州の小規模な州政府庁舎を狙ったサイバー攻撃が相次ぎ、州兵が動員されたことが、事情に詳しい関係者の話で明らかになった。11月3日の大統領選を前に地方政府が直面するサイバー攻撃の脅威を浮き彫りにした。

あるサイバーセキュリティーコンサルタントによると、ルイジアナ州に先立ちワシントン州の一部政府庁舎でも、コンピューターシステムを停止させて身代金を要求するランサムウエアを使うマルウエア(悪意のあるプログラム)による不正侵入が起きていた。

ルイジアナのケースでは、ハッカー集団が大統領選と関係があるシステムを標的にしたのか、あるいは単に身代金を狙っていたのかは不明。それでもなお、ハッキングが成功していた場合に想定される影響の大きさや、高度なハッカー集団が関与した可能性があることから、当局は警戒を強めた。

関係者によると、ルイジアナでは、北朝鮮政府と関係があるとされる団体との関連が過去に指摘された、不正侵入のための「リモートアクセス型トロイの木馬(RAT)」が使われたことが調査で分かったという。ただ、専門家によると、この「KimJongRat」と呼ばれるRATはコードの一部が公開され、コピー可能になっているため、北朝鮮との関係は明確に特定できない。

ルイジアナ州北部の複数の政府庁舎は実際にシステムに不正侵入されたが、大きな被害が出る前に攻撃は抑え込まれたと関係者は明らかにした。

同州の州兵はコメントを控えた。ルイジアナ州警察の広報担当はサイバー攻撃の調査要請を受けたと明らかにしたが、さらなるコメントは控えた。

関連記事
5月19日、イランのエブラヒム・ライシ大統領およびホセイン・アブドラヒアン外務大臣が乗っていたヘリコプターが東アゼルバイジャン州で不時着する事故が発生した。国営テレビや通信によれば、この事故は山岳地帯で起こり、現地の悪天候が救助活動の障害となっている。
アメリカのキャンパス、テスラの工場、そして今月スウェーデンで開催されたユーロビジョン・ソング・コンテストの会場において、混乱を招き、あからさまに破壊的ですらある凶悪犯たちに共通するものは何だろうか?彼らは皆、何らかの形で資本主義を破壊したいのだ。
5月16日、欧州の消費者団体は、動画プラットフォーム拼多多(Pinduoduo)の海外ECオンラインショップT […]
世界政府実現への努力は決して止むことはなかった。国連はその一つに過ぎない。エリートの狙いは、最も賢い人々からなる極少数のエリートによって支配される未来の世界政府だ。
多くのアメリカ人は、いまや1960年の選挙についてあまり覚えていない。 また、2020年の選挙が1960年の選挙と非常に似ていることに気づいている人も少ない。