現代自、第3四半期は赤字転落 エンジン問題の関連費用が重し

[ソウル 26日 ロイター] – 韓国の現代自動車<005380.KS>が26日に発表した第3・四半期決算は、最終損益が赤字に転落した。エンジン問題に関連した費用が重しとなり、アナリスト予想を大幅に下回った。

現代自は第3・四半期決算で、3360億ウォン(約2億9772万ドル)の純損失を計上した。リフィニティブが集計したアナリスト12人の予想は、平均で1兆2000億ウォンの黒字だった。

現代自と傘下の起亜自動車<000270.KS>は、エンジン発火などのリスクが高まる不具合を理由にリコール(無償回収・修理)を実施しており、リコールを巡って米当局の調査も受けている。

現代自は、エンジンの不具合との関連で2兆1000億ウォンの費用を計上したとしている。

現代自は声明文で「顧客の安全を確保し、品質関連費用の将来の拡大に備えるために予防的措置を取ったことから、第3・四半期決算はエンジンに関連した引当費用を反映することとなった」と説明した。

現代自の第3・四半期決算は、営業損益も3140億ウォンの赤字に転落。品質絡みのコストを除外すると、1兆8000億ウォンの黒字だった。売上高は2.3%増の27兆6000億ウォン。

アナリストは、米国のほかインドなど新興国での需要拡大を背景に現代自の第3・四半期の販売が好調だったことを指摘。営業損失は予想していたほど大幅なものではなかったとしている。決算発表後、現代自の株価は一時4.2%上昇した。

*内容を追加しました。

関連記事
5月16日、欧州の消費者団体は、動画プラットフォーム拼多多(Pinduoduo)の海外ECオンラインショップT […]
世界政府実現への努力は決して止むことはなかった。国連はその一つに過ぎない。エリートの狙いは、最も賢い人々からなる極少数のエリートによって支配される未来の世界政府だ。
多くのアメリカ人は、いまや1960年の選挙についてあまり覚えていない。 また、2020年の選挙が1960年の選挙と非常に似ていることに気づいている人も少ない。
アヴリル・ヘインズ国家情報長官によると、北京は米国や世界の選挙に影響を与える能力に自信を深めているという。 2024年の選挙に対する外国の脅威に関する上院公聴会でヘインズ氏は、中共当局は人工知能とビッグデータ分析を通じて影響力作戦のツールを完成させていると述べた。
史上最も早い時期に行われる大統領テレビ討論会が6月27日にCNNで開催されることが確認された。