独が新たなコロナ規制策、28日に首相が州首相に説明

[ベルリン 28日 ロイター] – ドイツ政府は、新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、新たな規制措置案を策定した。ロイターが入手した規制案によると、11月4日から全てのレストランおよびバーを原則閉鎖する。学校や保育所は閉鎖しない。メルケル首相は28日の電話会議で州首相に説明し同意を得たい考えだ。

公共の場に出かける際の同行者は、自分の世帯および別の1世帯の人に限定される。違反すると罰せられるとしたが、詳細には触れていない。

フィットネスクラブ、ディスコ、映画館、劇場、オペラハウス、コンサート会場は閉鎖する。

店舗に関しては、入店者数を制限するなど感染防止策を取ることを条件に、営業継続を認める方針。レストランはテイクアウトのみとする。

「観光客でなく必要な人」に限って泊まりが認められる。性産業施設、プール、マッサージ施設、タトゥーサービスなどは閉鎖。理学療法サービスや美容院は営業を継続できる。

連邦政府は、閉鎖の影響を受ける企業に資金支援する方針で、その計画も28日に示される予定。

規制案は、国内各地で感染者が急増しており、当局が感染経路などを把握しきれなくなる可能性があると指摘。クリスマスに厳格な規制を実施しなくてすむよう、今、人との接触を大幅に減らすことが必要だと説明した。

ドイツは初期の感染封じ込め策が効果的だったと評価されているが、再び感染者が急増しており、27日は新たに1万1409人の感染が確認された。

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