米大統領選後に各地で抗議デモ、ポートランドで11人逮捕

[4日 ロイター] – 米大統領選を受けて行われた抗議活動に対しポートランド警察は暴動を宣言し、11人を逮捕したほかライフルやハンマーなどを押収した。オレゴン州のブラウン知事は州兵を動員した。

ニューヨークでは警察が4日深夜に広がった抗議行動で約50人を逮捕したと発表した。

全米各地で行われたデモは民主党候補のバイデン副大統領の支持者によるもので、大半が小規模で平和的なものだった。

デンバー警察によると、デモ隊が警察と衝突したため4人が逮捕された。ミネアポリスでもデモ参加者が交通を封鎖したため逮捕者が出た。

アトランタ、デトロイト、オークランドでも票の完全な集計を求めて集会が開かれた。

ポートランド警察の報道官は「暴動とされた集会は全てダウンタウンで行われたものだ。今夜は11人の逮捕者が出ている。負傷者の報告は受けていない」と語った。

選挙結果を尊重するよう求める165以上の組織を束ねる団体は4日から7日までの間に全国で100以上のイベントを計画している。

関連記事
米国の大統領選挙が再び注目を集めている。現職のジョー・バイデン大統領と前大統領のドナルド・トランプ氏が、6月2 […]
連邦準備制度理事会(FRB)はアメリカの中央銀行として、政策のあらゆる側面に口を出している。それでも、先週のFRBのプレスリリースは極めて奇妙だった。FRBが気候変動を管理できると思うか?FRBの支配は災いをもたらすだけだ。
5月14日(火)、ドナルド・トランプ前大統領のニューヨーク裁判が行われているマンハッタンの裁判所の外で行われた短い記者会見で、マイク・ジョンソン下院議長(ルイジアナ州選出)は、この訴訟を「司法の茶番」と強く批判した。元訴訟弁護士で、現在共和党の最高位議員であるジョンソン氏は、この訴訟と米国の司法制度への広範な影響に憤りを表明した。彼はトランプ大統領に直接電話し、裁判に出席したいと伝えたという。
5月14日、バイデン政権はトランプ前大統領の元顧問スティーブ・バノン氏に対する実刑判決の執行を連邦判事に求めた。バノン氏は2022年に議会侮辱罪で禁固4カ月の判決を受けたが、判決を不服として控訴したため、刑は保留されていた。しかし現在、司法省は「もはや『判決を覆すか新しい裁判を命じることになりかねない法律上の実質的な問題』は存在しない」とし、バノン氏の主張をすべて退けた。
全米の大学キャンパスなどで頻発している活発なパレスチナ支援デモに、中国共産党と関連のある団体が資金提供していることが明らかになった。「2024年米大統領選に向けて不安をあおり、若者を過激化させ、米国を不安定化させることが目的」と分析している。