米政府、中国当局者4人を新たに制裁 香港自治巡り

[ワシントン 9日 ロイター] – 米政府は9日、香港の反体制派を抑圧したとして、追加で4人の中国当局者に制裁を科すと発表した。

財務省と国務省が新たに制裁対象としたのは、香港マカオ事務弁公室の副主任、香港警察署の副署長、新設された国家安全維持公署の幹部2人。

ポンペオ国務長官は、4人が香港国家安全維持法の施行に関与したと主張。米国への入国を禁止するほか、米国内に資産があれば凍結すると表明した。

長官は「今回の措置は、香港市民の自由を積極的に奪い取り、香港の自治を侵害している重要人物に責任を取らせる米政府の決意を示すものだ」との声明を発表した。

4人のコメントは取れていない。

米政府は8月、香港への自治侵害などを理由に香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官らに制裁を科している。

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