リトアニア新政権、台湾で「自由のために戦う人々」を支援へ

[ビリニュス 9日 ロイター] – リトアニアの新連立政権は9日、台湾で「自由のために戦う人々」を支援する方針で一致した。同国の主要港に投資する可能性がある中国との関係が悪化する恐れもある。

リトアニアは台湾との外交関係はない。

リトアニアでは先月25日の議会選(定数141)で祖国同盟、リベラルムーブメント、自由党が計74議席を確保し、連立を組むことを決めた。新政権は「価値に基づく外交政策」を展開する方針。

連立政権は「人権や民主的自由のいかなる侵害にも積極的に反対していく。ベラルーシから台湾まで世界中で自由のために戦う動きを擁護していく」と表明した。

台湾外交部(外務省)は、リトアニアの支援を歓迎する意向を表明。

在リトアニアの中国大使館は「内政不干渉、主権、領土保全を互いに尊重した上で」リトアニア政府と協力する用意があるとの声明をロイターに送付した。

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