米議会がバイデン氏勝利認定、大統領「秩序ある政権移行」確約

[ワシントン 7日 ロイター] – 米連邦議会は7日、民主党のバイデン氏を次期大統領に正式に認定した。上下両院合同会議で上院議長を兼務するペンス副大統領が、選挙人獲得数を確認し、バイデン氏とハリス氏が1月20日に正副大統領に就任すると宣言した。

認定直後にホワイトハウスはトランプ米大統領の声明を発表。バイデン氏が大統領に就任する1月20日に「秩序ある政権移行」を約束した。

ただし敗北は認めていない。「選挙結果に全く同意しておらず、事実が私(の主張を)裏付けるだろう。それでも1月20日には秩序ある政権移行が行われることになる」と述べた。

上下両院合同会議は6日に各州の選挙結果を認定する手続きを開始したが、議事堂周辺に集まったトランプ大統領支持者の一部が建物内に侵入したため中断、議事堂の治安を確保した上で再開した。

トランプ大統領を支持する共和党議員からは、一部州のバイデン氏勝利の結果に異議が出されたが、上下両院は否決。ペンシルベニア州の結果への異議を、上院は92対7で否決、下院は282対138で否決した。アリゾナ州からの異議も下院が303対121で、上院は93対6で否決した。

*内容と見出しを更新しました。

関連記事
アヴリル・ヘインズ国家情報長官によると、北京は米国や世界の選挙に影響を与える能力に自信を深めているという。 2024年の選挙に対する外国の脅威に関する上院公聴会でヘインズ氏は、中共当局は人工知能とビッグデータ分析を通じて影響力作戦のツールを完成させていると述べた。
5月15日、CNNは声明を発表し、史上最初の大統領テレビ討論会が6月27日にCNNで開催されることを確認した。以前、前大統領ドナルド・トランプはその日の早い時間に大統領ジョー・バイデンの招待を受け、6月と9月に二つの討論会に参加することになった。
バイデン米国大統領は2024年5月14日、中共(中国共産党)の不公平な貿易実態に対抗するため、複数の中国製品に […]
米国の大統領選挙が再び注目を集めている。現職のジョー・バイデン大統領と前大統領のドナルド・トランプ氏が、6月2 […]
連邦準備制度理事会(FRB)はアメリカの中央銀行として、政策のあらゆる側面に口を出している。それでも、先週のFRBのプレスリリースは極めて奇妙だった。FRBが気候変動を管理できると思うか?FRBの支配は災いをもたらすだけだ。