「離れていても、大切な人とのお別れができます」
新しい葬儀のかたちとして、自宅からでも葬儀に参列できる「オンライン葬儀」のサービスが注目されている。
同サービスを提供しているのは「お葬式のひなた」。2020年11月に開始した、新たなサービスである。
代表の増井康高氏は「新型コロナウイルスは、私たちの日常を大きく制限しています。また、高齢化や個別の事情により、ご葬儀に参列したくてもできない方が多くいます。そのような方のために、日本国内はもちろん、海外からでも参列できる『オンライン葬儀』をご用意しました」と話す。
オンライン葬儀とは、葬儀をオンライン化することで、葬儀への参列に関する困難を一気に解決するもの。
例えば、
・ウイルス感染防止のため、密になる空間は避けたい
・高齢や持病のため、体力的に参列が難しい
・遠方のため、交通費の負担や移動が難しい
・入院中または施設に入所中のため、長時間の外出ができない
などの事情で、これまで参列を諦めていた方が、親しい故人との最後の一時を分かち合えるサービスだ。
その他、葬儀に付帯する各種サービスも、以下の通り扱っている。
・ご供花のご注文、御香典の受付などもオンラインで対応
・ご葬儀にカメラマンを配置し、離れた場所にいる参列者に同時中継する
・喪主のご挨拶や返礼品の手配など、ご葬儀後のフォローについても対応
まだまだ続くコロナ禍のなか、葬儀の形式にも変化を余儀なくされる昨今、こうした新しいサービスに注目が集まっている。
増井代表は「日本人は古来より家族のつながりを大切にしてきました。冠婚葬祭は家族にとって重要な節目です。人生100年と言われる現代。その歳月を支え合う家族の絆を強くするため、弊社はそのサポートをしていきたいと考えています」と語った。
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