WTO改革へ布石 赤澤経産相G7貿易大臣会合に出席

2026/02/24 更新: 2026/02/24

2026年2月23日、赤澤経済産業大臣はフランス共和国が主催したG7貿易大臣会合にオンライン形式で出席した。日本からは赤澤大臣に加え、松尾経済産業審議官および赤堀外務審議官も出席している。同会合では主に、重要鉱物のサプライチェーン強靱化に向けた同志国連携のあり方について、活発な議論が行われた。

本会合で重要鉱物が主要な議題となった背景には、中国を念頭に置いた特定の国への過度な依存を脱却し、安定的なサプライチェーンを確保することが各国の経済安全保障上、極めて重要な課題となっている現状がある。

赤澤大臣は「G7各国が連携し、重要鉱物の代替供給源を形成していくことが喫緊の課題である」と指摘し、日本として、自国の産業の実態を十分に踏まえたうえで、重要鉱物のサプライチェーン強靱化に向けた同志国との議論に建設的に関与していく姿勢を明確にした。

また、直近の大きな動向として、本年3月26日からは第14回世界貿易機関(WTO)閣僚会議(MC14)が開催される予定である。今回のG7貿易大臣会合においても、すでにMC14に向けたWTO改革や、参加各国の優先事項に関する意見交換が実施されている。このことから、今後はG7での合意事項や議論を土台として、MC14の場を通じた多国間での通商体制の再構築や、サプライチェーン強靱化に向けた国際的なルール作りの議論がさらに加速していくことが見込まれる。

大紀元日本の速報記者。東京を拠点に活動。主に社会面を担当。その他、政治・経済等幅広く執筆。
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