ミャンマー治安部隊、デモ参加者を1地区に追い込む 各家を捜索

[9日 ロイター] – ミャンマーの治安部隊が8日夜から9日未明にかけ、主要都市ヤンゴンで軍事クーデターに抗議するデモに参加していた若者数百人をサンチャウン地区に追い込み、各家を捜索すると警告した。

警察は、同地区外から来た者がいないか各家を捜索し、かくまう者も処罰すると警告。音響閃光弾(スタングレネード)を使用したほか、銃も発砲した。

国連報道官は「最大限の自制を促し、暴力や身柄拘束を行わずに全員を無事解放するよう求める」とするグテレス事務総長の声明を発表。

ミャンマーの国連事務所や米英大使館も、治安部隊に同様の呼び掛けを行った。

ただ、治安部隊が引き揚げる兆しは見られない。地元住民や現地ニュースサービスのMTKがフェイスブックに投稿した情報によると、警察が各家を捜索した結果、9日未明時点で20人が拘束された。

一方、ヤンゴンの別の地域では、数千人が午後8時からの夜間外出禁止令に反し、若者の解放を求めてデモ行進した。治安部隊はデモ隊を強制排除するため銃を発砲するなどした。

国営テレビのMRTVは、これより先に「政府の忍耐の限界を超えている。暴動を阻止する上で負傷者を最小限に抑えようと努める一方、大半の人は完全な安定を求めており、暴動に対するより効果的な措置を要求している」と報じた。

地元メディアや目撃者の情報によると、ミャンマーでは8日、北部などのデモで3人が死亡した。

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