米中が高官級会合について協議、「近い時期」想定=米高官

[ワシントン 9日 ロイター] – バイデン米政権の高官は9日、中国と高官級会合を「近い時期」に開催する可能性について協議していると明らかにした。ホワイトハウスの報道官は先に、外交トップによる会談の可能性について、詳細はまだ決まっていないとしていた。

これに先立ち、香港の英字紙サウスチャイナ・モーニングポストは、ブリンケン国務長官と中国外交担当トップの楊潔チ・共産党政治局員がアラスカ州で会談する方向で両国が調整を進めていると報じた。実現すれば、バイデン政権発足後、初の両国による外交トップ協議となる。

米政権高官はロイターに、協議されている会合は首脳級ではないが「非常に高いレベル」だと述べた。「中国と高いレベルの対話についてやりとりがあるが、それ以上は話せない。近い時期ということだ」とした。

ホワイトハウスのサキ大統領報道官は先に、中国とは種々の問題を巡って直接関与しているものの、外交トップによる会談の詳細はまだ決まっていないと明らかにした。「われわれは懸念の表明を控えることはしないが、同時に協力の機会も探っている」と語った。

米国務省からも、両国間の会合に関する詳しい説明はない。

*内容を追加しました。

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