過去世で殺人を犯した男の子

世界には、自分が生まれてくる前の人生について語る子供たちがいます。今の人生は、過去とどのような繋がりがあるのでしょうか。これは、あるスリランカ人の男の子の話です。


スリランカに生まれた幼い男の子は突然、自分が叔父の生まれ変わりだとつぶやいた。その時、彼は前世で婚約者を殺害したと話す。男の子の叔父にあたる男性の名前は、ラトラン(Ratran)。ラトランは亡くなる前、弟のハミ(Tileratne Hami)に、自分はハミの息子としてもう一度生まれてくると告げた。

19年後、ハミのもとに男の子が生まれたが、この子は身体に障害をかかえていた。彼の両腕の長さは異なり、右手と右側の胸部が変形していた。彼は2歳のとき、自分の身体が障害を持っているのは、前世で婚約者を殺したからだと独り言をつぶやき、母親がそれを耳にした。母親が男の子に聞き返すと、男の子は、彼がナイフで女性を殺害したことや、今の父親はかつて自分の弟だったことを告げた。

驚いた母親は、息子が語ったことを夫のハミに伝えた。すると、その時初めて、ハミは家族の秘密を妻に打ち明けた。ハミの兄は昔、殺人の罪で処刑されていたのだ。

殺人犯だったハミの兄は、今生、ハミの子供として生まれ、ウィジェラトネ(Wijieratne)と名付けられた。父親の反対にも関わらず、ウィジェラトネは彼の前世のことや、殺害の動機、また処刑された場面などについて村人たちに詳しく語り始めたという。

ウィジェラトネは前世に犯した罪については後悔しておらず、また同じことを繰り返すかもしれないと話す。前世に彼が殺害した婚約者は他の男性と恋に落ち、彼との婚約を破棄しようとしていたからだ。また、ウィジェラトネは叔父が使っていたベルトを見て、自分のものだと話したり、彼の身体に残るアザの後が、叔父と同じ箇所にあるなど輪廻転生を裏付ける事象がいくつもあるという。

ウィジェラトネのケースについては、Trutz Hardoの「Children Who Have Lived Before: Reincarnation Today」(過去に生きた子供たち:輪廻転生)に掲載されている。

(翻訳編集・郭丹丹)