NZで複数の病院にサイバー攻撃、盗んだデータをメディアに送付

[ウェリントン 26日 ロイター] – ニュージーランド北島中西部のワイカト地域で先週、複数の病院がサイバー攻撃の標的にされ、攻撃を仕掛けたハッカーらが患者らの個人情報とみられる内容をメディアに公表した。攻撃から1週間以上が経過しているが、いまだにシステムが復旧していない。

ラジオ・ニュージーランドなど国内メディアによると、犯行声明を出したグループが流出させたのは病院のものとみられる一連の記録や文書で、患者と従業員の氏名や電話番号、住所が含まれていた。

各局は詳細を報じない決定を下し、電子メールを警察に提出した。

システムの停止により、ワイカトでは治療や従業員の給与支払い手続きが滞っており、各院は手動に切り替えて患者対応にあたっている。また、重篤でない場合はほかの対処方法を取るよう呼び掛けている。

当局は、犯人が何らかの要求を表明しているかどうかについて、コメントしないとした。

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