国連専門家、「臓器狩り」に憂慮示す 中国に調査受け入れ求める
国連の人権専門家は14日、十数年あまり指摘されてきた中国の強制臓器収奪「臓器狩り(Organ Harvesting)」に関する文書を発表した。専門家は、法輪功学習者、ウイグル人、チベット人、イスラム教徒、キリスト教徒、中国の少数民族を対象とした臓器収奪に関する信頼性の高い報告を得ているとして、中国政府に問題調査の受け入れを求めている。
専門家たちは信頼できる情報をもとに、少数民族や宗教などを理由に囚われた人々が「本人の同意や説明もなく強制的に血液検査や超音波検査、X線検査などの臓器検査を受けている」と述べた。また、収容者の臓器検査の結果は「ドナー」としてデータベースに登録されているとした。「囚われた人から取り出される臓器は、心臓、腎臓、角膜だ。肝臓の一部分との報告もある」と書いている。
「中国における強制的な臓器摘出は、特定の民族、言語、宗教的少数派の人々を対象としているようだ。多くの場合、逮捕の理由は説明がなく、逮捕状も渡されない。勾留先も各地に広がっている」と人権専門家は懸念を示した。
関連記事
昨年、中国からの資金流出が推定で1兆400億ドルと過去最高。中共当局は越境証券取引の取り締まりを強化し、米国株など海外市場への投資ルートを締め付けている
発がん性が指摘されているにもかかわらず、中国では今も販売されている嗜好品「ビンロウ(檳榔)」。広州で予定されていた文化展は「なぜ宣伝するのか」との批判を受け中止となった
中共が近年、新疆ウイグル自治区などの辺境の砂漠地帯で、核軍事施設のネットワークを急速に建設・拡大している。同地域が長年にわたり大規模な核実験の舞台とされてきた背景には、中共による「民族浄化」政策が存在する
ノルウェーで「国内で最も美しく、最も高価な公衆トイレ」として知られる建築作品が、中国共産党によるスパイ活動への利用が懸念されるとして、当局により閉鎖された。
中国の著名大学に所属する生命科学分野の学者らに、論文不正疑惑が浮上している。中国科学院の元博士課程学生は、研究成果の収奪や論文署名をめぐる学術界の実態を証言した