2021年8月8日、エルサレムのシネマ・シティに設置された予防接種センターで、ファイザー・バイオンテックのCOVID-19ワクチンを投与するイスラエルの医療従事者(MENAHEM KAHANA/AFP via Getty Images)

イスラエル医師「ワクチンの効果は薄れつつある」

イスラエル・エルサレムにあるヘルツォーク病院の医療責任者であるKobi Haviv医師は5日、同国のテレビ「チャンネル13」のインタビューで、同院に入院の感染者および重症化したほとんどの患者は、以前にワクチンを接種しており、「ワクチンの効果は薄れている」と述べた。

同医師によると、「入院患者の85~90%は以前にワクチンを接種している。また、重症患者の95%もワクチンを接種している」と明かした。同院は高齢者ケアを専門としている。

イスラエルの保健省が7月に発表した米ファイザー製ワクチンの効果に関するデータによると、新型コロナウイルスの感染防止効果は90%から39%へ、軽症に抑える効果も90%から41%まで低下したことが分かった。しかし、入院を要する程度の症状を抑止する有効性は88%、重症化を防ぐ効果は91%と依然として高い水準にあるという。

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