ハイチで米国人とカナダ人の宣教師の一団が誘拐された事件で、ハイチ高官は10月19日、誘拐したギャングが身代金として計1700万ドルを要求していると明らかにした。写真は宣教師らが所属するキリスト教援助団体「クリスチャン・エイド・ミニストリーズ」の施設の入り口。ハイチの首都ポルトープランスで18日撮影(2021年 ロイター/Ralph Tedy Erol)

ハイチの米宣教師ら誘拐、ギャングが1人100万ドルの身代金要求

[19日 ロイター] – ハイチで米国人とカナダ人の宣教師の一団が誘拐された事件で、ハイチ高官は19日、誘拐したギャングが身代金として計1700万ドルを要求していると明らかにした。

キテル司法相はロイターの取材に対して、宣教師らの解放を求めて犯人と交渉を行っていると説明。身代金について確認し、「1人100万ドルを要求してきた」と述べた。

身代金の額については米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が19日に最初に報じた。

CNNは先に、誘拐犯が16日に宣教師らが所属するキリスト教援助団体「クリスチャン・エイド・ミニストリーズ」に身代金額を電話で伝えたと報じた。司法相によると、米連邦捜査局(FBI)とハイチ警察が交渉を手助けした。

司法相がCNNに語ったところによると、誘拐犯とキリスト教団体は電話で何度かやり取りした。

クリスチャン・エイド・ミニストリーズによると、誘拐された米国人16人とカナダ人1人の中には、生後8か月の乳児を含む5人の子どもがいる。誘拐されたのは首都から13キロ離れたクロワ・デ・ブーケという地域で、ギャング「400マオゾ」が支配している。

クロワ・デ・ブーケでは4月に神父5人と修道女2人が誘拐されたが、月末には解放された。司法相はWSJに神父2人を解放するため身代金が支払われたと述べた。

現地の政治・経済情勢が混乱を極める中、誘拐事件はここ数カ月に一段と増えている。ハイチの人権団体「人権分析研究センター(CARDH)」によると、今年1─9月に誘拐は628件以上に上った。

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